■ 伝 法 灌 頂 伝 授　　
・密教では、四度加行と授戒を受ける事で伝法灌頂を受ける事が出来ます。次なる受者に対して伝法を行う事が出来ます。
一般的には最高位の灌頂になります。伝法灌頂を受ける為には、密教の教相や事相を学び得る事が必要となります。
密教を授かる人達にとって最も重要な儀式となります。

伝法灌頂は、密教の伝統的な儀式の一つで、教えや真言を受け継ぐために行われます。伝法灌頂は、先代から直接伝えられた秘密の教えや真言を受け取ることができるため、修行者にとって非常に重要な儀式となります。

伝法灌頂を受けることで、以下のような成果が期待されます。

1. 真言の力の開発：伝法灌頂を受けることで、受け取った真言を唱えることで自分自身や他者を癒すことができるようになります。

2. 自己の内なる悟りの開発：伝法灌頂を受けた修行者は、真言や教えを深く理解することで、自己の内なる悟りを開くことができます。

3. 祈願成就の効果：伝法灌頂は、祈願成就の効果があるとされています。灌頂の際に願い事を祈願し、真言を唱えることで、祈願が叶うことがあるとされています。

4. 心の浄化：伝法灌頂を受けることで、修行者の心は浄化され、邪念や執着から解放されるとされています。

5. 修行者としての成長：伝法灌頂は、修行者が進んでいくためのきっかけとなる重要な儀式です。受け取った真言や教えを深く理解することで、修行者は自己の内なる成長を促すことができます。

以上のように、伝法灌頂は、真言や教えを受け取ることで、真言宗の修行者にとって非常に重要な儀式です。ただし、伝法灌頂は、秘密の教えや真言を受け継ぐための儀式であるため、受けるには一定の条件や要件が必要とされています。